卵の採卵方法と卵の管理
採卵と卵の管理には二つの方法があります。
一つ目は、産卵床を用意して一週間くらいそこに産み付けさせた後、産卵床を別水槽に移すこと。
二つ目は飼育者の手を使って直接採卵と管理を行う方法です。ほとんど全ての卵を孵化させたい場合には、毎日採卵を行い、メチレンブルーを薄めた水溶液で管理すると良いでしょう。メチレンブルーの濃度ですが、管理人は水1リットルに対してメチレンブルーを1滴垂らしています。
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卵の管理は、産卵日ごとに管理するか、一週間分くらいをボウルに入れて管理する方法があります。
ボウルやプリンカップで管理する場合、基本的に水は毎日換えて、カビを予防します。
卵の孵化の条件
稚魚が生まれるまでに要する時間ですが、
「水温×日数=250℃」
ただし、
日数がかかる(12日以上)場合には、孵化率が落ちます。
水温が低いため、卵の中の稚魚が育たないことが原因です。
3月末から4月上旬にかけて産んだ卵が、屋外で孵化しないのはそのためです。
この時期に産んだ卵を孵化させたい場合には、屋内で加温すると良いです。
稚魚の餌
めでたく無事に生まれた稚魚は、生まれた日とその翌日は餌は食べないと言われていますが、食べる子もいると思いますので、少し与えています。
生まれて2日目になると餌を本格的に食べ始めますので、水を傷めないようにしながら、少しずつ餌を与えます。
パウダー状の餌を与えると良いと思います。
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稚魚の飼育密度
生後1cmくらいになるまでは、管理人宅ではエサを食べる癖をつける目的で、飼育密度を高めにして育てています。
食べる習慣というのはとても大切で、成長スピードにも大きな影響をもたらします。
目安としては水1リットルに対して稚魚を10匹くらいにしています。
ただしこの飼育密度は、1cmに到達したら下げるようにします。大きくなりづらいためです。
徐々に飼育密度を下げながら、最終的には水1〜2リットルに対して1匹という環境を準備してあげると良いと思います。
稚魚がある程度おおきくなってからの管理
目安として、生後2週間のうちに食べる習慣をつけさせたあとは、体長も1cmを超える頃ですので、更なる成長を促すために飼育密度を落とします。
水1リットルに3匹〜5匹くらいです。
その後の成長にもよりますが、3cm近くまで育ったら水1リットルに1匹から2匹に減らして育てると、成長が早いです。
管理人宅では、繁殖を計画する場合には、最終的に水10リットルに対して1ペアを目安にしています。
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